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アキレス腱炎とは?

 
  2022/07/28
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アキレス腱炎とは?

アキレス腱炎の症状について!必ず確認したい3つの症状

症状1:ジャンプや着地、走る時、踏ん張った時に踵の上部に痛みが出る

症状2:進行すると運動中(特に足を使う動作時)にずっと痛みが出ている

症状3:さらに進行すると日常生活の中(歩行時、階段などの昇降時)でも痛み出す

 

アキレス腱炎とは?

アキレス腱はパラテノンという結合組織に覆われています。

アキレス腱とパラテノンの間には組織液があり、運動などでアキレス腱を動かした際の摩擦を軽減していますが、繰り返しの負荷がかかることで、「アキレス腱自体に微細な損傷が起こり炎症を引き起こした状態」となるとアキレス腱炎と診断されます。

また、原理は同じですが、その負荷で「アキレス腱を取り囲む周りの組織が炎症を起こした状態」のことをアキレス腱周囲炎と言います。

アキレス腱炎の原因

一番多いとされるのがオーバーユース(使い過ぎ)です。

アキレス腱自体は体重の約12倍(おおよそ1t程度)の負荷にも耐えうるとても強い組織ですが、連続的な負荷がかかることで微細な損傷が発生し炎症を起こしてしまいます。

初期の段階では、強い組織のため痛みがあってもプレーできてしまうので炎症を進行させやすい疾患です。

次に多いのは筋肉の柔軟性の低下やアキレス腱自体の耐久性の低下です。

腱という組織は伸びにくくて硬い組織です。

柔軟性のある筋組織が疲労や加齢によって(柔軟性を)失ってしまうとアキレス腱やその周辺への負荷は高まります。

比較的柔軟性を持っている若年層だと、アキレス腱が損傷せず腱と筋肉の境目(筋腱移行部)に負荷がかかりケガをしますが、(いわゆる肉離れ)加齢をしてくると腱自体の耐久性も低下しているので、腱やその周辺の損傷になることが増えます。

もうひとつ、オーバーユースに近いですが、ふくらはぎやアキレス腱は地面からの衝撃を吸収してくれる役割を持っていますが、大きな衝撃が突然来た場合でも損傷してしまう場合があります。

その際にクッション性の低い靴で運動していたり、靴紐を締めすぎて踵側に過負荷がかかっていたりすると衝撃を増してしまい受傷する場合もあります。

アキレス腱炎症状

初期では運動時の大きな衝撃の時のみの痛みの場合が多く、我慢しながら運動が可能の事が多いです。

進行すると痛みのない方の足と比較し、アキレス腱部の腫れ、熱感、押さえたときの痛み(圧痛)が出現します。

アキレス腱炎とアキレス腱周囲炎は鑑別の難しい疾患ですが、足首を動かして圧痛の場所が変化するかどうかで大まかな判断は可能です。

圧痛の場所が足首の動きで変化する場合……アキレス腱炎

圧痛の場所が足首の動きで変化しない場合…アキレス腱周囲炎

筋の収縮を利用して足関節を動かし、痛みの場所も動けばアキレス腱そのものに、動かなければその周囲に損傷があると判断します。

アキレス腱炎の治療

運動は制限し、痛みの出ない範囲までの生活強度にします。日常生活でも痛みが出てしまう場合、踵にインソールなどを入れ、つま先立ちのように足首の角度をすることで下腿三頭筋の牽引力を弱めてアキレス腱部の負荷を減らします。

痛みが減少したら徐々に運動を再開します。同時に下腿三頭筋の柔軟性も必要になります。硬いままだと再発の確立も高まります。下腿のストレッチを運動の前後や入浴後などに行い、柔軟性を向上させましょう。

 

また、靴の選定も見直してみては!?と思います。低クッション性の靴やヒールの低すぎる靴だと下腿三頭筋、アキレス腱への負担は増します。靴のサイズも重要です。

靴の中で足が少しでも動いてしまうと、下腿の筋肉は少しのブレでも修正しようと必要のない働きをします。それを継続していくうちに人の感覚はそれが普通と勘違いし慣れてしまいますが、気付かないうちに下腿の疲労を蓄積させてしまいます。

疲労が柔軟性を奪いケガの素に繋がりますので、特にスポーツするための靴は重要です。こだわるのであれば、靴紐をしっかり締めた状態でのアキレス腱部の締め付け具合を確認しましょう。

負荷のかかる部分で痛みを感じる場合は避けた方が良いでしょう。クッション性、ヒールの高さ、サイズ、締め付け具合はしっかり合うものを選ぶように心がけましょう。

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