松江市の整骨院。交通事故治療、骨盤矯正治療や整体などお任せ下さい

アルコールと肝臓について(適量なども解説)

 
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

お酒は体に良い?悪い?

いろいろな見解がありますが本当のところはどうなのでしょうか!?

また、お酒を飲むと体の中では何が起きているのでしょう?

少しまとめてみました。

 

お酒の分解

お酒(アルコール)を飲むと、まず胃、小腸で吸収され肝臓に運ばれて分解されます。

第1段階アセトアルデヒドという毒素に分解されてから、第2段階で酢酸(いわゆるお酢)に分解され、最終的には水と二酸化炭素となり体外へ放出されます。

日本人は欧米人に比べ、第2段階目(アセトアルデヒドから酢酸へ分解する能力)が低い傾向にあり、飲み過ぎると顔が赤くなったり気持ち悪くなったりしてしまう方が多いようです。(ちなみに白人、黒人の方は遺伝的にお酒を受け付けない人はいないそうです)。

お酒に強いと言われる方はアセトアルデヒドとして体内に存在する時間が少ないので、顔が赤くなったり気持ち悪くなったりせずに飲み続けられるらしいですよ。

また、その分解過程で体内の水分を多く使うため、お酒を飲んだ後ののどの渇きは起きる、とのことです。

肝臓の役割

お酒の分解で活躍する臓器は「肝臓」。しかしそれだけではなく様々な役割を持っています。その役割を知るとダイエットや血液検査の結果も良くなるかも!? です!少しまとめてみました。

 

1・解毒機能

体に有毒なものは腸で吸収されたのち門脈という大きな静脈を通り肝臓へ運ばれます。アルコールも有毒なものとして処理されています。

2・糖質・脂質の代謝と貯蔵

腸で吸収された糖質(ブドウ糖)はグルコースとして放出されるものとグリコーゲンという物質に変化させ、肝臓と筋肉に貯蔵されるものと分けて合成されます。また、それでも余剰がある場合は中性脂肪に変換され貯蔵します。
脂質は、細胞の膜や胆汁酸の原料として使用されます。吸収時に分解されてグリセロールと脂肪酸に分かれていますが、使用されず余剰となった脂質は排出せずに再び中性脂肪に合成されて肝臓に貯蔵されます。(これが溜まるといわゆる脂肪肝になります)

 

3・赤血球の処理

寿命を迎えた赤血球を破壊し、排出も担っています。脾臓(ひぞう)と協力して、尿や便として排出します。尿が少し黄色い時がありますが、それは赤血球が壊された際に変化した物質(ビリルビン)の色なんですよ。また肝機能障害などでこのビリルビンの量が血中に多くなりすぎてしまうのが、黄疸です。

4・タンパク質の合成

血液凝固に関わるたんぱく質やアルブミンと言われる血液内のタンパク質などを合成しています。その他のタンパク質の合成も肝臓で行われます。

以上を踏まえ、お酒を飲んだ時にカラダの中でどのようなことが起きているのでしょうか。

肝臓は解毒を優先する

さまざまな働きのある肝臓ですが、同時多発的な処理は難しいため、優先をつけて処理する順序を決めています。

上記1の解毒機能は、緊急を要すところもあるので何より先に処理しようとします。ただ、その時に摂取している栄養素を捨ててしまうのではなく、できる限り貯蔵できるものは貯蔵するように働きます。

お酒を飲むと太ると言われる所以は、お酒から摂取するカロリーが大きな原因ではなく、その際に食べるほかの食品の栄養素が、(アルコールを優先的に分解するため)貯蔵に回りやすいカラダの状況下となっているので太るのです。

しかも、上記2の糖質・脂質のとおり、糖質も脂質もどちらも中性脂肪として蓄積されますので、皮下脂肪や内臓脂肪を増加させやすいです。さらに言えば、お酒を飲むと満腹中枢が麻痺してしまうので、飲酒時にはついつい食べ過ぎてしまいます。

このような太りやすいいくつかの要因がカラダの中で起きていますので、そりゃ太ってしまいますよね。

 

なぜ薬とお酒の飲み合わせはいけないのか?

先述の通り、肝臓は優先順位をつけて処理をします。アルコールを処理する間は、服用した薬の成分は処理が後回しになるため、血中に通常より長く滞在してしまいます。

薬の作用が強まってしまう恐れや、副作用的な反応も出る可能性が高まってしまう危険性があるためダメと言われています。

お酒で良いことはないの?

お酒の悪影響はよく聞きますが、決して悪いことばかりではありません。食べ過ぎや飲みすぎと言われる通り、なんでも「過ぎる」ことは良くないですが、適度な量で付き合うことができればたくさんメリットもあります。こちらも少しまとめてみました。

お酒でのメリット

◎リラックス、ストレス緩和

ワインやウイスキーの香りの成分にリラックス効果があることが分かっています。また、ビールのホップにはアロマ効果があるとの研究結果もあります。

◎血行促進や健康増進

お酒と飲むと血管が拡張して血液が流れやすくなります。飲み過ぎると高血圧の素になりますが、適量だと血管拡張のおかげで(一時的にですが)血圧も下げられます。

こちらも適量であれば、の条件付きですが毎日適量な飲酒の場合心筋梗塞・冠動脈疾患の死亡率は飲まない方と比較して低下するというデータもあります。

逆に毎日大量の飲酒の場合は、冠動脈疾患での死亡率は極端に高くなる結果も出ています。

◎コミュニケーションの円滑化

なんといってもお酒の席だと楽しい会話がつきもの。アルコールの作用で楽しさや心地よさの感情を生み出す物質「ドーパミン」の分泌促進が脳内で行われます。

また平静を保つ脳内物質の働きを鈍くしたりもしますので楽しい気分で過ごせ、おとなしめの方でも陽気に話せたりできます。

普段より少し心の距離が近くなるのは、お酒の席で一番の効果かもしれません。

 

一方、デメリットとしては以下の事が挙げられます。

お酒のデメリット

×過飲による疾患

アルコール依存症をはじめ、様々な病気を引き起こします。特に肝臓、すい臓などの負担が大きくなりますので肝炎や膵炎を引き起こし、最終的には肝硬変や肝癌へと進行します。1日の量を適量にすることや、休肝日を作ることで対応しましょう。

その他では、脳を委縮させてしまうこともあります。大量の長期飲酒をしていると小脳が委縮し、歩くときにふらつく、呂律が回らなくことがあります。

少しの間禁酒をしてみて、進行が止まる、警戒してよくなる場合はこの病気の可能性があるようです。

 

×筋肉量が減る

当院Q&Aブログ「お酒と筋肉の関係について」で詳細は書いておりますが、アルコールの摂取で筋繊維が破壊されることと、タンパク質の合成の阻害が大きな要因です。

×肌が荒れる

お酒でも肌は荒れます。上記でも述べた通り、肝臓の役割に脂質の代謝がありますが、お酒を飲むとそちらも後回しに。

分解しきれなかった脂質は毛穴詰まりの原因にもなり得ますので、ニキビや吹き出物の素になります。

またお酒には利尿作用もあり体の水分が失われます。そのため皮膚も乾燥しやすくなり肌荒れになりやすくなると言われます。

さらにお酒の分解には体内の栄養素(ビタミンやミネラル)も使用してしまいますので、肌質の低下を招きやすくなるそうです。

 

それぞれメリットデメリットありますね。しかし、適量であればお酒はまさに「百薬の長」になれるのでは!?とも思います。

でもお酒の分解力には個人差があり、ひとそれぞれの『適量』は違います。参考程度にはなりますが、ご自身の『適量』の計算方法を以下に示します!

1・純アルコール量を求めよう

だいたいビールだと5%前後、缶チューハイだと3%~9%程度のアルコール飲料が多いと思います。ということは同じ350mlの缶でも中身のアルコール量は%によって違いますよね。まずは純アルコール量をそれぞれ計算してみましょう!

純アルコール量(g) = {アルコール% × 内容量 ×0.8(アルコールの比重)}で求められます。
5%のビール     = {5%(0.05)  × 350ml ×0.8 } =  14g
9%のチューハイ    = {9%(0.09)  × 350ml ×0.8 } =  25.2g
このように求められます。
ご自身の飲まれるお酒の度数によって計算してみてください。

2・自分の身体のアルコール分解能力を知ろう

前述のとおり、日本人と海外の方では遺伝的にアルコールの分解能力に差があります。さらに日本人の中でも個人差はあるので、自分に適した量を知るのが難しいです。ここでは2つの指標から自分のおおまかな許容量を探っていきます。

*海外の指標(体重から割り出す純アルコール量の許容)

前述のとおり、海外の方にはアルコールを受け付けない体質の方が非常に少ないため、多くの方がお酒を楽しむことができます。そのため体重別で計算することがあるようです。
体重1㎏あたり1gの純アルコール量で計算して求めます。
<例> 75㎏の方=75gまで
5%のビール350ml(14g) 75g ÷ 14g = 5.25本
9%のチューハイ 350ml(25.2g) 75g ÷ 25.2g= 2.97本
缶ビールだと5本まで。ストロング系のチューハイだと3本飲むとオーバーしてしまいますね。
ただし、この量は許容量(基本的な分解能力の上限)ですので、まだ『適量』ではありません。

 

*日本の指標(性差による純アルコール量の許容)

日本では成人病リスクを高める飲酒量(1日)を男性40g女性20g以上と定義されています。そして「節度ある適度な飲酒量(1日)」を20g程と定義されています。(女性はその2分の1から3分の2程度が適当だとされています)。
前者が「許容量」、後者が『適量』と言い換えてもよいと思います。
許容量だと5%のビール(350ml)で、2.85本。適量だと1.4本くらいになりますね(男性の場合)。

日本人は(諸外国と比べ)お酒に弱い方が多いことを考慮すると妥当な数値かと思います。また、お酒を受け付けない方をこの指標に当てはめて考えるべきではなく、一般的な参考値として捉え、ご自身の適量をそれより低い値で調整した方が良いと思います。

それとは逆に、めっぽうお酒に強い方もおられます。その方が1日1本ちょっとのビールで適量…となると現実的に継続できないかな、と思います。その場合はこちらも一般的な参考値として捉えて若干の調整をしてもよいのでは!?と思います。

 

3・自分の適量を考える(+飲み方も考えるとなお良い)

上記の通りアルコールの分解能力は、欧米と比べ個人差が大きいことと、お酒に弱い方が多い人種であるのが日本人の特徴でもあります。

それを踏まえたうえで個人差を考えようと思えば、日本の指標を参考にしつつ少しの増減をしてもよいのでは!?と考えます。

ただし、海外の指標を上回る値や、成人病リスクを高める値を大きく超えるような設定は控えるべきと思います。

また、お酒を飲むスピードでも体に与えるダメージは変化します。

いくら適量の範囲でも、ものの数分で飲み干せば瞬間的に臓器に負荷がかかります。

健康に長くお酒と付き合っていこうとすると、ゆっくりと飲まれることをオススメします。

さらに、飲まれるお酒と同量のお水を交互に飲むと分解の助けとなり良いとも言われておりますので実践されてみてください。

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© エビス整骨院 | 島根県松江市 , 2022 All Rights Reserved.

今すぐご予約の方はこちら!