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シンスプリントとは?

 
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シンスプリントとは?

繰り返しのランニングやジャンプなどが多い競技をする方に起きやすい下腿の障害です。

脛(すね)「弁慶の泣きどころ」とも言われ、下腿の脛骨の中央部やそれよりやや下部の部分にズキズキとした鈍痛が生じます。

シンスプリントの名前には広い解釈がありますが、ここでは骨膜や筋腱の炎症に起因する障害に限定して解説します。

シンスプリントの症状について!必ず確認したい3つの症状

症状1:練習前のウォームアップまでは脛(すね)の痛みは出るが練習は痛みなくできる

症状2:練習後に(または練習の途中から)痛みが強くなってくる

症状3:ランニングしているときに常に脛(すね)が痛む

シンスプリントの原因

主な要因はオーバーユースです。繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすいと言われており陸上選手のうち、約20~50%の発症経験があるとされています。他の競技ではバスケットボールやサッカーなどでも発症します。

過度の運動時間、運動量や、硬い路面を長時間走る練習が続く、薄く硬いソールのシューズでの練習なども発症に影響します。他の要因は、下腿三頭筋の柔軟性低下、股・膝・足関節の可動域の低下、ランニングフォームなども影響します。

上記の原因が痛みの出る場所(脛骨)の表面を覆う骨膜を牽引し微細損傷を起こして下腿内側の痛みを発生させると考えられています。

 

シンスプリントの症状

下腿内側の圧痛、運動時痛、腫脹が主な症状で、日を重ねるにつれて徐々に痛みが大きくなる場合が多いです。つま先立ちのような動きの時に痛みが増強します。

程度による差が大きいのも特徴で、軽い方は準備運動時には気になるが、競技自体はできる場合がほとんどです。

逆に程度の重い方は、日常生活でも痛みが伴い支障をきたす場合もあるので要注意です。

シンスプリントの治療

他の疾患と判別が必要ですが、レントゲンでは変化が見られないのが一般的です。

画像診断の場合は、MRI検査が望ましいです。

シンスプリントが悪化すると脛骨の疲労骨折が発生してしまうことがありますので、痛みの強い場合は特に注意が必要です。

程度の軽い方の場合は、練習と治療を並行しながらも可能ですが中程度以上の場合は、ある程度の運動制限をしながらの治療となります。

また運動後のケア(アイシングなど)もしっかり行いながら疲労の蓄積をさせないように努めましょう。

痛みの強い時、重度の方は負荷のかかる運動の休止は徹底しますが、代替的にエアロバイクや水泳などで下肢の荷重運動をさせないようにトレーニングを積むことは可能です。

また、この期間を使って周辺の各関節を中心に下肢のストレッチングを行い回復後の予防に備えます。

下肢のバランスの原因(回内足など)が考えられる場合には、インソールに足底板を用いることも検討します。

再発する場合も多く、練習量を急に増やしてしまうと再び痛みが出やすいので、焦らず徐々に負荷を上げていくことも重要になります。

ほかには下腿の血流量のアップも回復、再発予防にはとても重要です。

ウォームアップを入念に行うこと、入浴で血液循環が行われやすい環境を作ること、就寝前に再度ストレッチングを行うなどで効果があります。ぜひ試してみてください。

当院の治療では、手技を主とした施術のほか、電気療法や超音波治療器を用いた治療を行っております。

特に痛みの強い場合には疼痛軽減に即効性のある超音波治療も積極的に行っております。

シンスプリントのセルフケア

各項目にも挙げていますが、自重などの負荷をかけないようなトレーニングやストレッチング、入浴などでの血液循環量の増加を狙うことで自身のケアにつながります。

下腿のケアとして重要になる筋肉は下腿三頭筋です。腓腹筋の二頭(内側・外側)とヒラメ筋で構成されていますが、ストレッチ方法は若干異なります。

上記イラストの左は腓腹筋を主にストレッチしています。

上記イラストの右はヒラメ筋を主にストレッチしていて、後ろ足の膝関節の曲がり具合で効果の高まる筋肉が変化します。両方を使い分けてストレッチングしましょう!

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