左右の足で大きさが違う??
普段、左右で足の大きさ・太さが違う気がする、違って見えるけどどうして?と言われることがあります。
そんなに筋力が違うわけでもなく、以前は同じような感じだったのに。と言われます。では一体何がそのようにみえているのでしょうか??
原因はただの筋力差ではない
実際に左右の筋力が極端に大きく異なっていたり、日常生活でどちらか片方をよく使っている場合だとそれが原因だと考えることが出来ます。
しかし、そうではない場合には一体なにが原因となっているのでしょうか?それは骨盤や股関節の捻じれや歪みです。
このようなことを言われる方のほとんどは日常的に横座りをしています。横座りをしていると、片方の足は、外側に捻っている形になり、もう片方の足は内側に捻っている形になります。
外側に捻っている足と内側に捻っている足とを比べると見え方が違ってきます。骨盤や股関節が捻じれていることで左右で負担がかかる部位が微妙に異なってきたりすることで疲労する筋肉も左右差が出てきます。
ではどうして骨盤や股関節に捻じれる癖が出るのでしょうか?
スポーツでケガをしたり、日常生活で重いものを持ったからという理由も考えられます。
ここで、すこし普段の生活を想像してみて下さい。
朝起きてから寝るまでの間、どのような姿勢や行動をしているでしょうか?
ほとんどの方は、普段そんな重労働もしていないし、足を組むことも気を付けているし、そんな体に無理はかけてないと思っているでしょう。
足を組むと骨盤や股関節が歪んでくることは多くの方がご存知かと思います。
実際に気を付けているという方もとても多くおられます。
では一体何がそうさせているのでしょうか??
原因は身近に潜んでいる
実は普段何気なく行っている負担と思っていない動作や日常的に多くとっている姿勢など気づきようのない些細なことが微妙な捻じれを生んでいます。
それが長時間続くことで関節や筋肉がその癖がある方向には動きやすいけれど、反対の方向には動きにくくなってきます。
それが何か月、何年と積み重なった時に関節や筋肉へのダメージがは大きく差が出てきて左右差や見え方の違いに繋がってきているのではないかと考えます。
同じ姿勢であれば30分以上続けていると体はツライと感じ始めます。例えば、普段何気なく立っていましよね??そのままじっとその場で1時間立ってみてくださいと言われたときにどのくらいの人がつらいと感じずに立っていられるでしょうか??
同じ姿勢や動作を長い時間続けるということはそれだけ身体にとってストレスでしかないのです。
普段の生活で同じ姿勢や動作を続けていないか思い返してみて下さい。そういえば・・・ということがあるかもしれません。
左右対称??
人間の体は必ず左右対称ではありません。内臓の位置も左右で違いますし、右利き・左利きもありますし、日本では多くの場合ハンドルは右側です。そのことからある程度のずれや捻じれは自然と発生してきます。
左右差はある程度あってもそれはそんなにおかしくはありません。例え左右差があってもそれは症状がなければそれで問題ありません。
しかし痛みや動きにくいなどの症状となって出てくると話は変わってきます。
痛みなどがあればそれは日常生活にも支障が出てきますし、少しでも早く何とかしたいところ。
しかもその症状が一発で良くなればいいのですが、たいていの場合には原因がつかめきれずしばらくすると少し元に戻ってしまいます。
これは単純な話で、整体で体に良い影響を与える時間と普段の日常生活の時間を比較すれば圧倒的に普段の時間のほうが長いですよね??
どうすればいい??
そこで大事になってくるのが普段何気なく行っていることです。
普段の生活を思い返してみてもなかなかこれがいけなくてずれているんだ!とわかる方はほとんどいないでしょう!
なぜならそれは普段、負担とも自覚できないことがほとんどだからです。
体のずれ方や捻じれ方を見るとある程度、どのような動きでこの捻じれが生じているのか?というのは予想が出来ます。
生活の中で体に影響を与えている姿勢や動作がわかりやすくなり、どこに気を付ければいいかというのがわかってきます。
そこがわかると日常生活の中の意識が変わってきて圧倒的に戻りが少なくなります。
そこに根本の原因を良くしていくと効果は上がります。
さらに原因がある程度わかり、症状が良くなってくると人は少しホッとします。
その気持ちがさらに症状の改善にプラスに働くためにずれや捻じれによる症状の回復が早くなってきます。
要はどれだけ原因をしっかり掴めるか?ということですね!
そこをつかむことで分かりにくい左右差からくるものであってもしっかり対応していくことが出来てきます。
今回は左右の見え方の違いからの話でしたが、日常生活でなぜ左右で見え方や太さが違うのか??
と思った場合には一度整体で体を見てもらうとヒョンな理由から来ていてそれが腰痛などの改善につながるかもしれませんよ。