扁平足とは?
扁平足とは?
扁平足というとどんなイメージが浮かんできますか?
扁平足というのは足の(土踏まず)がないような状態のことを指します。
最近では昔は扁平足ではなかったけど気が付いたら土踏まずが昔より少なくなっているなんて方もよくお見かけします。
そこで今回は扁平足について考えて見ます。
そもそも赤ちゃんのころは土踏まずはありません。
成長して立ったり、歩いたりというのが増えていくとそれに伴って徐々に土踏まずが形成されていきます。
実際に小学生の低学年のころは土踏まずがなくても、高学年になると土踏まずが形成されてきたという方も多くおられます。
しっかりと足を使うことが扁平足の予防につながります。
土踏まずの役割としては、足への衝撃が少なくなって運動するさいの負担は減ります。
扁平足だと足首が内側へ傾いてしまうことが多く、バランスが取りにくくなったりすることがあります。
扁平足には子供の頃から扁平足で大人になってもそれが残っている場合と、中年以降にだんだんと扁平足になっていく場合とがあります。
子供の頃からの扁平足が残っている場合にはあまり痛みがないことが多く、だんだんと扁平足になっていく場合には変形し、バランスがとりにくくなって歩行が障害されることもあります。
前は扁平足じゃなかったのにという場合、多くは筋力の低下や腱の変性、体重の増加などが原因として挙げられます。
大人になるにつれて、同じ姿勢が続くことが増えたり履物も動きにくいものになったりすることで結果として、足の指を動かす機会が減ったり運動量が減り筋力が落ち体重が増加につながっていきます。
足の指の筋肉は土踏まずを形成するのにとても重要なんですね。
扁平足でも足の指がしっかり使えているかどうかも大事なポイントになってきます。
扁平足で足首が内側へ傾いたり変形したりすると足首だけでなく膝や股関節、骨盤やさらにその上まで、全身のバランスや歪み、負担の増加につながっていきます。
足の指の筋力や腱の変性、歩行の障害と先程お伝えしました。
ここまでは一般的に知られていることだと思います。
しかし足の指を使うようにトレーニングしたり努力してもなかなか良くならないし、痛みも取れないという方は結構多いです。
確かに足の指や足首回りの筋力というのは扁平足に大きく関係していますが、問題はその部分だけではなく足の指の筋肉や足首の筋肉を使えない状態を体の使い方や歪みなどで作り出しているということが一番の問題になっています。
当院では、姿勢や歪みや体の使い方などからしっかりと足の筋肉が使える状態にあるのかというところまでしっかりと診させていただいています。
施術だけではなく日常でのケアの方法や気を付けることなどを専門用語を使わずにわかりやすく説明しています。