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花粉症を理解する!

 
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春になり、花粉症の症状が出る方多いのではないでしょうか??

花粉症はアレルギーだから仕方ないと思っている方も多いのではないでしょうか??

今回は、花粉症の時に体の中ではどのような反応が起きているか?を簡単にご紹介していきます。

またどのように反応しているかが分かってくると、普段している対策の効果なども分かってきます。

何が何だか分からない状態で花粉症に悩まされることと、今の状態が分かっている状態で花粉症の症状が出ているのとでは

気持ち的に全然異なってきますので参考になればと思います。

〇花粉症とは??

花粉症の方は、植物の花粉が体内に入ってきたときに体が免疫反応を起こしてしまうこと。

免疫の中でもIgEという抗体が肥満細胞にくっついて、肥満細胞からヒスタミンなどの物質が放出されてアレルギー反応が起きます。

この一連の反応が目で起きれば目の症状を、鼻で起きれば鼻の症状を引き起こします。

花粉症の主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血、涙が出るなどの症状があります。

その他の症状として皮膚炎や喉の不快感、喘息などの症状もあるようです。

また二次的な症状として耳の奥の痒み、結膜炎、頭痛、倦怠感、睡眠不足、食欲不振、花粉症のストレスからくるイライラ、また体内に入った花粉や花粉が混じっている鼻水などを飲み込んだ場合は下痢や吐き気や腹痛などの症状が出る場合もあると言われています。

〇花粉症になる人とならない人
同じ空気を吸っていても花粉症を発症する人とそうでない人とがいます。

これはIgE抗体があるレベルまで肥満細胞に結合したとき花粉症の発症となるのですが、このレベルが人によって異なると言われています。

このことはコップに例えられていて、このコップに少しずつ発症の原因が溜まっていきコップの容量を超えて溢れた時に初めて発症が成立してしまうという例えです。

花粉症が自然にはよくならないと言われているのは一度発症すると免疫が記憶しているため、花粉=異物という免疫情報が受け継がれていくためたと言われています。

〇花粉の飛散量

花粉症の対策としては、花粉と接しないことが一番大事になりますが、空気中に花粉が飛散している以上完全にシャットアウトすることは難しいでしょう。しかし面白いことに花粉の飛散量と症状の強さはあまり一致しないように思います。

一日のうちで花粉が一番よく飛んでいるのは午前中から14時頃が多いと言われています。また夕方にも空気中に舞っている花粉が落ちてきて花粉が増えるという話もあります。花粉の飛散量が多い時間帯だけに症状が強くなるかと言うとそうでもないようです。

例えば朝起きた時に症状が出るという場合には自律神経が大きく関わっていると言われています。

これには色々なことが言われていますが、寝ている状態から起きて行動するために自律神経が切り替わっていきます。

交感神経は血管を収縮させる役割がありますが、アレルギーなどの鼻づまりの症状は、粘膜の血管が拡張することで気道を狭くしています。

自律神経が乱れているとこの切り替えがうまく出来ずに鼻などが過敏になるために起こりやすく、そして寝る前や寝ている間に部屋の上のほうにあったアレルゲンが落ちてきて、起床時に布団などが動くことで一気に舞い上がりそれを吸い込んでしまったアレルゲンが起きてから感じ始めるのではないか?と言われています。

〇雨の日は花粉が飛ばないから大丈夫??

晴れた日や暖かく風の強い日は花粉がよく飛んで花粉症の方は苦しいと思われていて、雨の日は花粉の飛散量が少なくなるから症状が楽なのでは?と思われる方も多いのではないでしょうか??

しかし実際には花粉症の方は雨の日もしんどい!!という経験をされた方がほとんどではないでしょうか??

実際に、雨の日は花粉の飛散量は少なくなるようです。(雨の日の翌日に晴れると花粉の飛散量は20倍近くにまでなるそうです)。

しかし先ほどもお伝えしたように花粉の飛散量と症状の強さはあまり比例しないことも多くあります。

これにはいくつかの原因が考えられます。まず花粉は人の生活圏内だけでなく上空にも舞い上がります。どのくらいの高さまで舞い上がるかというと、600メートル地点でも花粉は観測されると言われていますし、1000メートル付近でもあるのではないかと言われています。そんな高く舞い上がる花粉ですが、花粉には質量があるために舞い上がっても浮遊し続けることはなく落下していきます。その落下速度は毎秒1.3センチほどと言われています。すると風などの影響もありますが一時間で60メートル前後落下すると思われます。そうすると単純計算では600メートル付近の花粉が地上に落ちてくるまでの時間は10時間ほどということになります。朝舞い上がった花粉は夕方から夜にかけて落ちてくるということになります。ここで雨がふると舞い上がった花粉がより早く落ちてくるために雨で花粉が飛ばなくても上空に飛んでいる花粉が落ちてくるために雨の日でも症状が出るのでは?と言われています。

また花粉は水分を含むことによって強いアレルゲンである中身が飛び出してくる仕組みになっています。もしかすると雨の日は上空の花粉が落ちてくるだけでなく中身が飛び出て落ちてくるために症状がより強く出る可能性もあるかもしれません。

そしてもう一つ、雨の日に花粉症の症状が強く出る原因として、低気圧になるとヒスタミンというくしゃみや鼻水、痒みなどを引き起こす原因と言われている物質の分泌が盛んになることが関係しているのではないかと言われています。そのために花粉の飛散量自体が減っても少しの花粉でもしっかり反応してしまうために症状が強く出るのではないかと思われます。低気圧になると体調が悪くなることについては以前にも触れましたが、実は花粉症にもかなり影響していると思うと普段から体調管理には気を付けたいところです。

自律神経が乱れているとモーニングアタックと言われる朝起きた時の症状が出るリスクも上がりますので注意していきましょう!

雨の日でも花粉症対策はしっかりいつも通り心がけたいですね!

〇花粉症の時期は眠たくなる??

 

花粉症の時期に、症状がある方は眠たくなります。これには二つの原因が考えられます。

一つは呼吸法が変わるということ。そしてもう一つはアレルギーの薬による効果です。

花粉症の症状には鼻づまりや鼻水といった症状があります。鼻づまりがあると、鼻呼吸が出来なくなります。

そうすると口呼吸をせざるを得ない状況になるのですが、口呼吸と鼻呼吸では大きな違いがあります。

口呼吸と鼻呼吸で吸い込む酸素の量が大きく異なるかどうかはわかりませんが、口呼吸の場合、酸素が足りなくなる場合が多いようです。

鼻呼吸の場合空気が温められたり、異物を取り除いたりしてくれるのに対して口呼吸では冷たい空気や乾いた空気がダイレクトに入ってくるため体には負担となるのはもちろんですが、口呼吸の場合は、大きい呼吸となるために二酸化炭素を必要以上に吐き出してしまいます。

そうすると体の仕組み上、二酸化炭素がある一定以上ないとヘモグロビンが酸素を放してくれないということが起こる(ボーア効果)ために結果的に酸素が不足してきます。

こうなると頭にも酸素が十分に届けられないのでボーっとしたり眠たくなるのではないか?と思います。

それに加えて花粉症の薬を飲んでいるとヒスタミンを抑える効果のある薬が多いのですが、ヒスタミンにはアレルギー以外にも様々な生理作用があります。

例えば覚醒状態の維持や食欲の抑制、記憶学習、免疫活動などにも関わっているともいわれています。

今の花粉症の薬がどのような成分が入っているか?またヒスタミンには受容体がいくつもありどの受容体に対してアプローチしているのかはわかりませんが、純粋にヒスタミンの作用だけを考えるとそのヒスタミンの受容体をブロックしてしまうと覚醒状態の維持が出来なくなるために眠気が出るということがあるのではないかと思います。

〇頭がぼーっとするのはどうしたらいいのか?
花粉症の症状自体は体の免疫反応ですので、意識的に反応をしないということは出来ません。

しかし朝の症状など自律神経系を整えるようにすることは大事です。

整体などで体を整えて体の循環をよくするということも大事ですが、自分で簡単に出来ることは呼吸を意識するということではないでしょうか??

呼吸とは腹式呼吸と胸式呼吸です。腹式呼吸は息を吸うときに横隔膜をつかってお腹が膨らむように呼吸します。

副交感神経が優位になるためにリラックス効果が高く、筋肉もリラックスしやすい状態になります。

胸式呼吸は息を吸うときにお腹を使わない(凹ますイメージ)呼吸で肺が横に広がっていきます。

交感神経が刺激されるため活動的になりやすく、適度な緊張感を与えてくれます。

また胸式呼吸では胸郭もしっかりと動いてくれるため肋間筋など普段大きく使わない筋肉を使ってくれます。

慣れないうちは少し背中に痛みを感じる方もいるかもしれません。

でも肩甲骨周囲の筋肉も適度に伸びたり緩んだりしてくれるので筋肉が硬くなっている場合にも良いのではないかと思います。

意識的にこの呼吸をどちらも行うことで自律神経系の切り替えをスムーズにしてくれるだけではなく、デスクワークの方などは姿勢を支える筋肉にも動きが出るため仕事も少しはかどるかもしれません。

また鼻づまりは鼻の粘膜が腫れて血管が拡張しているために気道が塞がれて鼻づまりが起きます。

その際に脇の下を圧迫して鼻づまりを解消する方法がありますが、これも鼻の交感神経を刺激して一時的に鼻づまりを解消してくれる方法です。

呼吸を意識的に行うことで自律神経を整えることで鼻づまりの症状も多少変化するかもしれません。

花粉症で困っているという方は、一度試してみてくださいね。

 

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